さいころトーク

精神科病院で働く臨床心理士、自称サイコロのお姉さんです。日々の臨床で感じたことや、大好きなサッカー、音楽についてあれこれ綴っていきます。

ステキな休日の過ごし方~9時間カンヅメ研修

あっちゃん練習中

デンマーク代表が2大会ぶりW杯出場を決めたそうで、おめでとう~!!
あっちゃんも復帰を果たしたそうですが、どうか無理しないように
リハのつもりでやってくださいね~!

さて、世間は3連休のようですが、私らの業界では
秋は学会、研修会シーズンなんですね。

毎週のように各地で学会やワークショップが開かれていて
自分の研鑽のためにも、資格の更新のためにも、
そこそこ顔をださなければなりません。

でも、そういう義務感だけではなくて、
他の施設や領域で頑張っている臨床家たちの
真剣な取り組みやノウハウに触れられるのも、
大きなメリットなんですね~。

あ、こんなふうに工夫すればいいんだ!

こんな先生がここまで頑張っているんだ~!


などなど、新鮮な驚きを経験することもしばしばです。

昨日は幕張まで、9時間の研修に出かけてきました。
ちょうど前日には、りばさぽクラブの集まりがあって、
翌日早い時間からのスタートなので、早々に引き上げなきゃならないのが
とっても残念でした。
睡眠不足で、会場に向かう足取りも重かったのです。

快晴のお出かけ日和、遠路はるばる2時間もかかって
(幕張って以外に遠い~!)
えっちらおっちら、出かけて行ったのですが、
行っただけのお値打ちがありました!

午前中3時間、午後は6時間もカンヅメ状態だったのですが、
内容は非常に実践的で分かりやすく、現場のヒントになることばかりで
ホントに参加してよかったと思いました。

そして、何がよかったかって、それぞれの講師の先生の
実直なキャラクターと、臨床に向きあう姿勢が素晴らしかったのです。

お2人とも、この業界では第一人者なんですが、決して偉ぶらず、
真摯に1人1人の患者さんのケースに、丁寧に向き合う姿勢が
すごいなあ~と思いました。

とくに感動したのが、午後のワークショップを担当されていた

ロンドン大学精神医学研究所のPaul Salkovskis教授。

強迫性障害・不安障害の研究と臨床では、世界的な著名人です。
非常にたくさんの論文や著書を出されています。

でも、実際のワークショップでは、とってもフランクで、ユーモアがあって、
英語も非常に分かりやすく、たとえ話をいっぱい盛り込みながら、
噛み砕くように丁寧に説明してくれました。

いいセラピストって、ふところが深くて、
引き出しをたくさん持っているものなのですね。

患者さんがグダグダ不満を唱えても、治りたくないと抵抗されても、
本当に、その人にとってプラスになることは何なのか、
それを一緒に考えてもらうためには、どうすればいいか…
様々な角度から考えることができる。
煮詰まった状況でも、いろんな引き出しのなかから
アイディアを出してこれる。

こんな臨床家になれたら…って誰もがあこがれる
セラピストかも知れません。

何が凄いって、患者さんの治療のためには、
何でも試そうっていう姿勢が凄い。

テーブルの上の水をかぶったり、
履いていたクツを脱いで舐めたり、
トイレの便器の中に手をつっこんだり!
(しかも手は洗わない!)


私だったら出来るだろうか?!

上の例は、不潔恐怖の治療ですが、
まず治療者自身が、汚いものに触れてみせて、
それでもばい菌に汚染されて死ぬことはない、

患者さんの不潔への恐れは、不安の悪循環に過ぎない

という現実を、患者さんに実感してもらうためなのです。

この方法には異論もあるかも知れませんが、
私は参りましたね!
治療に役立つことなら、どんなコトでも試みてみる勇気も
必要なんでしょうね。

それも、しっかりした科学的な根拠の裏づけがあるから
臨床的な工夫も生きてくるのでしょうね。
この二つは車の両輪のように大事だとも言われていました。


すっかり先生のファンになってしまい、弟子入り志願したいくらいでしたが、
私のオツムではとてもムリ…。

次回ロンドンを訪ねるときには、せめて門前で写真でも撮ってくるつもりです。

Paul Salkovskis

休日は、日曜大工とガーデニングを
楽しんでいるというPaul先生

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ジレンマ

本

シルバーウイークもあっという間に終わり、ついに10月に突入です。
いろいろ書きたいネタはあったのに、ちっとも更新ができませんでした。

CLもリーグ戦も佳境に入る今月ですが、これからたてこんでしまうので、
当面試合観戦もままならないかも知れません。。。

お部屋の掃除をしているときに、本棚からはみ出した本を
積んでみました。

2年前、溢れ帰る本や資料、ビデオなどの整理のために
大きめの棚を買ったのですが、すでに満杯に。
本などは2列にして並べているのですが。
そこにも治まり切らない本がこれだけありました。

さらに大先輩のM先生から、研修会の準備のために
アセスメントの本を読んでおいて欲しいと頼まれてしまいました。
ウン千円もする分厚い本です。

う~ん。。。

お世話になっている先生のお願いなので、
無碍にもお断りはできないし。
でも、私の回らない頭で、これ以上消化できるのだろうか~。

お脳みそがもう一個あったらな~。

ジレンマに悩む今日この頃です。


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